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トップライトによる反射光害にウインドウフィルムは使えるのか?

トップライトによる反射光害にウインドウフィルムは使えるのか?

ビル等の建築において、施工者が最もデリケートになるのが、景観や日照問題など、近隣住民からの苦情。このような問題は、建築前はもちろん、施工中や引き渡し後も起こりえるため、関係者は細心の注意を払っています。その中から、今回取り上げるのが、日光がトップライト(天窓)等のガラスに反射し、周囲の建物の特定の場所に当たる「反射光害」です。

反射光害については、施工前に、光軌跡を分析するソフトウェアによるシミュレーション、専門業者による調査などで対策を行う場合も多いのですが、そのような対策を行っても完全に避けることができないのが実情です。反射光害の事例にはどのようなものがあるのか、ウインドウフィルムでそういった事態を解決することができるのか、ということについて考えてみたいと思います。

突然の苦情に対応迫られる施工業者

反射光害が起こり得る建築物は、オフィスビルやタワーマンション、ショッピングモールや高速道路の防音壁など様々。住民にとっての関心が高い大規模施設は特にデリケートな問題が発生しやすくなります。

反射光害の多くは、建設中、窓にガラスが入った瞬間に顕在化します。周辺の住民からの「まぶしい」との苦情が施工者や自治体に届き、そのまま工事を進めてしまえば、問題が大きくなってしまう危険性が高いことから、引き渡しまでに何らかの対策を打つ必要に迫られます。

ゼネコンなどのデベロッパーは、このように、設計した建物が予期せぬ問題を起こすことに非常に敏感になっています。また、自治体も、住民からの強い苦情には、何らかの対応をせざるを得ない実情があります。事態を収めるための最適なアイデアを、設計担当者が求められることなるケースが非常に多いのです。

反射光への苦情はいつ来るかわからない

光害問題の難しいところは、ある季節、ある時間帯に限って問題が発生することがあること。建物の角に設置される曲面のガラスによって反射光害が発生する場合などで、詳しく分析してみると、1年間のうち数日、1日数時間のみにしか発生しない状態であったということもあります。とはいえ、反射光は一度気になりだすとなかなか止まらないもの。「あのガラスからの反射だ」という原因が明らかであるだけに、なかなか住民の納得は得られません。

さらに、建築時には問題がなかった問題が外部的な状況が変わることで発生することもあります。たとえば、もともとあった建物が取り壊されて反射光の遮蔽物がなくなってしまったり、あるいは周辺に建物が建ったりしたことで、反射光が集中して当たる場所が新たにできてしまうといったケース。こういったケースでは、責任の所在がどこにあるのかは別の問題としてありますが、いずれにしても苦情発生のリスクが建築後先々まで存在することになります。

反射光害にどのように対応すればよいか

では、このような反射光害に対処するためにはどのような方法があるのでしょうか。

まず考えられることは、反射光が発生するガラスを他の部材に変えること。しかし、実際は、窓をガラス以外の部材に変えることは機能面から無理があります。また、デザインの観点からガラスを採用している部位についても、ほかの部材に変えることにより意匠性が大きく損なわれます。大規模な工事を伴うことにより、コストも多大になるため、現実的な方法とは言えないでしょう。

また、反射光が近隣の建物に当たるまでの間に、光を遮蔽する庇(ひさし)等の工作物をつけるといった方法もありますが、これも工事が必要となります。空間的、技術的な制約でそのような設備の取り付けが不可能な場合もあります。

ウインドウフィルムが低コストで最大限の効果を実現

ここで大きな検討対象となるのがウインドウフィルムです。反射光が問題となっているガラスに外側から直接貼り付けるものであるため効果が高く、また大規模な工事も不要になる場合は、低コストで素早く対応できるフィルムは、まさに最適なソリューションです。

当社技術担当者にフィルムを使った反射対策の方法を聞きました。

「ガラス素材を活かしたまま、太陽光の反射を抑える方法は限られています。一つの方法としては、「すりガラス」のようなガラスを作るフィルムを外貼りすることです。これにより、反射光を拡散することができ、まぶしさを著しく軽減することができます。被害を訴える住民にとっての満足レベルも、非常に高い方法であるといえます」

反射公害を軽減する3Mおすすめの商品

反射光を拡散する効果のあるウインドウフィルムにはどのようなものがあるのでしょうか。当社のお勧めの製品を聞きました。

満足度の高いフロストシリーズによる対応

「当社の製品では、3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルムフロストシリーズでは、簡単に「すりガラス」のようなイメージを作ることができます。
また、当社のフロストシリーズには「反射光害抑制効果」が高いものがあります。これは、外壁ガラスに外貼りした場合に、フィルムのマット面で日光を散乱させ、反射光害を抑制する機能です。 具体的な製品名を挙げると、3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム SH2FRMAX フロストマットに反射光害抑制機能が備えられています。同製品は、透明感は落ちますが、可視光線透過率は89%で、暗くなった感じを受けませんので、貼付を行っても窓から光を取り入れる機能を損ないません」

フロストマットの限界も 状況に合わせた選択を

「しかし、外壁の窓をフロストマットにすることができない場合も多くあります。たとえば外壁の窓で、外の景色への視界が確保されなくてはならない場合は、すりガラスになることで機能を果たさなくなることが避けられません。
しかし、必ずしも完全に外の景色が見えることを必要としない部位もあります。たとえば、外壁の窓と比べれば、天窓や、階と階の間にある窓等は、それほどの透明度は必要としない場合が多いでしょう。このような部位の場合、フィルムは極めて有効な手段となります。反射光の軽減がどれほど必要であるかを勘案しながら、なるべく機能や意匠性を損なわない製品を選びたいものです」

ウインドウフィルムの知識が安心感につながる

反射光害の問題に頭を悩ませる施工業者、設計者は多いものの、問題解決にマット調のウインドウフィルムの利用が有効であることは、あまり知られていないところもあります。ウインドウフィルムによってできることにも限界はありますが、最もコストの低い方法として、真っ先に考える選択肢になることをぜひ知っていただきたいと思います。

反射光害にウインドウフィルムの利用が可能であることを知っていれば、設計時にもフィルムの使用を考慮に入れながらガラス部材を取り入れることができます。ガラスによる意匠性を重視したデザインを行う際も、安心感が得られるのではないでしょうか。

設計時、また反射光害の問題発生時、当社では利用価値の高い製品のご提案などのお手伝いをさせていただきます。お気軽にお問い合わせください。

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