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3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム 見本帳をリニューアル! 「開口部の安全対策とウインドウフィルムの選定について」で適切なフィルム選びを

当社では、発売中のウインドウフィルム全製品について、カラー、デザインのほか、飛散防止、遮熱や断熱、UVカット等の性能を記載した見本帳を配布しています。見本帳には実物のサンプルが付いており、WEBカタログだけではわからない製品の特長を知ることができることから、設計担当者の皆様に幅広くご利用いただいています。

そして今年5月、当社はこの見本帳を大幅にリニューアルしました。新しい見本帳では、新製品の情報追加はもちろん、新たなコンテンツとして、透明ウインドウフィルム選びを適切に行うために役立つガイドライン「開口部の安全対策とウインドウフィルムの選定について」を掲載しています。

そこで今回は、このガイドラインを使った製品選びの方法について解説します。

施主への説明、提案に力を発揮

まず、当社技術担当者にガイドライン制作のきっかけを聞きました。

「ウインドウフィルムを利用される方が期待されていることの一つに、ガラスが割れた際の被害を低減するための飛散防止性能があります。3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルムは、JIS A 5759に準じた飛散防止性能を持っており、その中には、より高い性能を有したものもありますが、とくに見た目の違いが少ない透明フィルムについて『どのような環境・用途の窓ガラスに、どの製品が必要なのかわかりにくい』という声がよく寄せられていました。また、設計担当者からは『高い性能を持つ製品を施主にお勧めする時に、その根拠となる資料がほしい』という要望が多くありました。

そこで私たちは、社内外の様々なデータをもとにガイドラインの制作に着手し、昨年完成、今年の見本帳から掲載を開始しました。飛散防止性能のレベルに見合う製品のカテゴリ、また、評価の根拠となる外部機関による基準なども見やすく整理し、設計担当者の方々がプレゼンテーションを行う際の資料として使いやすいよう工夫しています」

耐震は「揺れ」対策だけではない

開口部の安全対策とウィンドウフィルムの選定について

では具体的に、ガイドラインを使ってどのように飛散防止フィルムを選べばよいのでしょうか。選定の際にチェックすべきポイントを聞きました。

「まず、多くの施主様がウインドウフィルムを利用する理由として地震対策があります。

地震対策性能の基本となるのが、揺れによるサッシ枠の変形でガラスが破損した時の飛散防止。当社ではこの性能を、JIS A 5759の『層間変位試験』に基づいて評価しています。

『揺れ』によるガラスの飛散防止性能は、基材となる透明フィルム(一部製品は着色)に大きく依存します。しかし、震災時には揺れのほか、家具や什器が倒れて窓に衝突し、ガラスが割れることも懸念されます。家具等の衝突による飛散を防ぐためには、よりグレードが上の性能が必要です。ガイドラインでは、JIS R 3108に準じた『鋼球落球試験』をもとに、衝突に対する性能を評価。『SH2CLAR』など、PET基材の厚みが50μmの製品は衝突への性能が十分ではなく、『SH4CLAR』など、基材厚100μm以上 の製品が適していると判断しています」

強風と飛来物・落下物への対応

地震のほかに、窓ガラスにダメージを与える自然災害として、台風や竜巻などが挙げられます。強風対策としてのウインドウフィルムの選定方法についても聞きました。

「台風や突風への対策では、風圧によるガラスの破壊のほか、飛来物が衝突した場合の耐貫通性能が求められます。ある風速でどれくらいの重さ、大きさの物体が飛来する危険があるかについては、各種機関による研究データがあります。当社では、京都大学防災研究所の試験結果をもとに、適切な製品を推奨しています。

たとえば、2014年に日本に上陸した台風の平均最大風速を想定した場合には『SH4CLAR』など、基材厚100μm以上の製品を推奨しています。また、より大きな風速に対しては、4月に発売を開始した『ULTRA S2200』のほか、『SH15CLAR-A』『NANO80CP』等、より高い性能を有したものを推奨しています。

なお、飛来物に対する性能については、JIS R 3108の鋼球落球試験により、運動量の視点からも見ています。運動量は衝突が想定される物体の質量と衝突速度を掛け合わせたものであり、運動量による評価は、強風だけではなく、冬に氷柱や雪の塊が落ちてきて、トップライトの窓が割れてしまうなどといった落下物に対する性能についても、判断材料となる情報を提供してくれます」

施設によって異なる人体衝突への備え

ここまで、自然災害による被害を最小限にするための飛散防止性能についてみてきましたが、さらに考えておきたいのは、人間がかかわる「人災」についてです。

「窓ガラスによる被害で最も怖いものの一つが、人体の衝突です。ガラスが割れ、体が突き抜けたり、ガラスの破片が飛び散ったりすると被害が大きくなります。この人体衝突に対する性能を評価するのが、JIS A 5759の『ショットバッグ試験』。先端に45kgの重りをつけた振り子を、一定の高さまで振り上げ、ガラスに衝突させる試験です。

当社では、ショットバッグ試験の結果と「ガラスを用いた開口部の安全設計指針」をもとに、人の衝突類型と年齢によって、適した製品を分類しました。『SH2CLAR』など基材厚50μmのフィルムは、6歳以下の幼児の衝突、『SH4CLAR』など100μmのフィルムは、小中学生の歩行・走行からの衝突、成人の静態からの転倒等の衝撃に対して十分な性能を発揮します。小中学生の動態からの転倒、成人の歩行・走行からの衝突に対応するには『ULTRA S600』『ULTRA S800』等、より高い性能をもつ製品をお勧めします。

なお、ガイドラインでは、試験結果をもとに、一般的な住宅やマンションのほか、子どもが走り回ることのある幼稚園や学校、あるいは大人の転倒に気を配る必要のある病院や介護施設など、そのフィルムが具体的にどのような施設の窓への利用が適しているか、という目安を掲載しています」

最高レベルを要する防犯性能

人災の中でもとくにレベルの高い性能が必要となるのが、泥棒等が意図的にガラスを破って侵入してくることへの対策です。最後に、この防犯性能についても聞きました。

「ガイドラインでは、警察庁や民間団体が組織する官民合同会議が基準を設定する『CPマーク』の使用が認められる製品及び仕様がわかるようになっています。

CPマークの基準では、規定された侵入方法に対して所定の性能があると判定されたものが認定されます。

当社の製品では、4月に発売開始した、417μmの厚みを持つ防犯フィルム『ULTRA S2200』をはじめ『SH15CLAR-A』『NANO80CP』が、CPマーク対応製品として、所定の性能を持っていると認められています」

新見本帳のご希望は当社まで

以上、リニューアルされた見本帳に初めて掲載されるガイドライン「開口部の安全対策とウインドウフィルムの選定について」を利用したウインドウフィルム製品選びについて解説しました。設計担当者の皆様には、ガイドラインをご利用いただくことで、施主様の要望を聞き取り、また隠れた要望を引き出しながら、最適な製品を提案できるのではないでしょうか。ガイドラインが掲載された新しい見本帳をご要望の方は、お気軽にお問い合わせください。

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スコッチティント™  ウインドウフィルム ファサラ™  ガラスフィルム 総合見本帳

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