選定にあたってのご注意Selection guide
- 選定にあたってのご注意
- 施工にあたってのご注意
- 施工後のご注意
- 保証について
ガラスの「熱割れ」にご注意ください。発生の可能性は計算で推定できます。
日射が直接当たるガラス(外壁ガラス、網入りガラス、熱線吸収ガラス、傾斜しているガラスなど)に3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム及び3M™ ファサラ™ ガラスシェードを貼ると、ガラスの日射熱吸収率が高まるためにガラスの「熱割れ」が発生する場合があります。 施工前に、ガラスの「熱割れ」が発生する可能性がないことを必ずご確認ください。 「熱割れ」が発生する可能性は、物件ごとに計算して推定します。
- ※当社が用いております計算式は、ガラスメーカー3社が採用している方法と同一のものです。当計算に関しては、可能性の有無だけで絶対的な判断はできない場合もありますので、参考資料としてお考え下さい。原則として、計算結果に対する保証はしておりません。
- * 黒色の [ノクト] [ラディウス] [プリズム・ノワール] [シャティー・ブラック] [アルパ・ブラック]
- * シルバー色の [プリズムシルバー] [アストラル・シルバー]
ガラスが直射日光を受けると、日射熱によって暖められた部分が膨張します。一方、ガラス周辺のサッシに埋め込まれた部分や影の部分はあまり温度が上昇しません。暖められた部分がしだいに膨張していくのに対し、周辺部や影の部分にはあまり変化がないので、周辺部付近に引張応力が発生します【熱応力】。ガラスのエッジ部の許容強度を越える熱応力が発生すると「熱割れ」が起こります。
高温が予想される環境の場合
通常は80℃までの恒温環境ならばフィルムの変質は認められません。
80℃に近い恒温環境へのご採用を検討される際には、あらかじめ当社へお問い合わせください。
- * [マットクリスタル2]
- * 黒色の [ノクト] [ラディウス] [プリズム・ノワール] [シャティー・ブラック] [アルパ・ブラック]
- * シルバー色の [プリズムシルバー] [アストラル・シルバー]
プラスチック基材(ポリカーボネート板、アクリル板など)への施工について
原則として3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルムはガラス以外には施工できません。
プラスチック基材(ポリカーボネート板、アクリル板など)への施工はお奨めしておりません。
- ※一般にポリカーボネート板やアクリル板などのプラスチック基材は、微量の未反応物質や水分などが残留していて、これらが時が経つにつれて気体(アウトガス)となって出てきます。この気体がフィルムの膨れやはがれの原因になってしまいます。
- ※ただし、3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルムの下記製品に限り、プラスチック基材(ポリカーボネート板、アクリル板など)への施工が可能です。
SH2CL-P/SH2EMOS-P/SH2CL-P - ※プラスチック基材(ポリカーボネート板やアクリル板など)へ施工可能な製品を使用する場合の注意点について
・SH2CL-Pは、プラスチック基材(ポリカーボネート板、アクリル板など)への貼付を想定した製品です。ガラスには貼付できません。
・SH2CL-Pを貼付した上から通常の3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルムを施工することが可能です。
・本製品は3次曲面のプラスチック基材への貼り付けはできません。
・本製品を剥離することはできませんのであらかじめご注意ください。
・本製品はフィルムの膨れが起こりにくく設計されておりますが、条件(高温環境など)によって膨れが生じることがあります。
結露が予想される環境の場合
常時結露が発生する場所(24時間営業の温泉、サウナ、温水プール等)には、3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルムの内貼りはお奨めしません。
間欠的に結露が発生する場所には、耐水プライマー(当社製 3M™ プライマー XB-5873)を使用した施工を行ってください。
結露などにより、フィルムのエッジ部分から水が浸透する可能性がある場所については、エッジシーラー(当社製 3M™ エッジシーラー #8600)を使用した施工を行ってください。
- ※フィルム表面に結露が発生した場合、結露がムラになって見えることがありますが、製品性能には一切影響がありません。
外貼り使用へのご注意
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルムには内貼り専用(室内側施工)、外貼り用(屋外側施工)があります。
内貼り専用製品は外貼りできません。
■3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルムの下記製品は、外壁ガラスの屋外側に施工(外貼り)可能です。
| マルチレイヤーNano Nano80SX | NANO80SX ![]() |
| シルバー15X | RE15SIARX ![]() |
| シルバー35X | RE35SIARX ![]() |
| ニュートラル35X | RE35NEARX ![]() |
| 透明飛散防止 | SH2CLX ![]() |
| 透明飛散防止 | SH4CLARX ![]() |
| マットクリスタル2 | SH2MACRX2 ![]() |
| ミルキークリスタル | SH2MLCRX ![]() |
…外貼可- ※RE15SIARXをトップライトなどの垂直面以外で使用する場合には、
耐水プライマー(当社製 3М™ プライマー XB5873)を使って施工し、
エッジ部分はエッジシーラー(当社製 3М™ エッジシーラー #8600)を使用し施工してください。 - ※NANO80SXを垂直面以外(トップライトなど)で使用すると、保証対象外になります。
垂直面使用の保証期間は1年です。
防火認定 ※国土交通大臣認定不燃材料
| 製品名 | 認定番号 | 名称 | 下地 |
|---|---|---|---|
| 3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム | NM-2141 | ポリエステル樹脂系フィルム張り | 不燃材料(金属板を除く) |
| 上記製品のうち SH2CLAR-LT / NANO80S-LT | NM-3171 | ||
| 3M™ ファサラ™ ガラスシェード | NM-2017 | ||
| 3M™ サイン&ディスプレイ用ガラスフィルム GR001 / GR002 | NM-2398 | 塩化ビニル系フィルム張り |
- ※3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム及び3M™ ファサラ™ ガラスシェードの下記品番は、認定番号を取得していません。
NANO80SX/NANOFGIM/NANOMAML/NANOFGLU/RE15SIARX/RE35SIARX/RE20NEAR/RE35NEARX/V50/ ULTRA2200-A/SH15CLAR-A/SH4CLARX/LR4CLAR/SH2MAOW
揮発性有機物質について
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム及び3M™ ファサラ™ ガラスシェードは、「国土交通省ホルムアルデヒド発散建築材料」の規制対象に含まれていないので、国土交通大臣認定番号の対象ではありませんが、F☆☆☆☆※に相当する製品ですので安心してご使用いただけます。
- ※[F☆]はホルムアルデヒド発散量による等級区分を表す記号です。☆の数が多いほど発散量が少なく、F☆☆☆☆は、発散量がゼロか微量で使用制限がない建築材料であることを表します。
耐磨耗性ハードコート(ARコート)
耐磨耗性ハードコート(ARコート)は、特殊加工によりフィルム表面に形成した硬いコーティング層です。
一般的にポリエステルフィルムは表面に傷がつくと曇ってきて光の透過率が低下しますが、ARコートは清掃などによるフィルム表面の経年的な傷つきを抑制するので、長年にわたって美しいフィルム外観が保てます。
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム マットクリスタル2ご使用上の注意
本製品は、外壁ガラスへの使用を目的に開発しました。外壁ガラスへは外貼りも内貼りも可能です。
間仕切り用途等にご使用の場合、光源(照明)の加減ではムラに見えることがありますので、あらかじめご了承ください。
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム マルチレイヤーNanoシリーズご使用上の注意
本製品シリーズの施工後の外観は、見る角度により緑色や紫色などに見えたり、帯状に異なる色合いに見えたりする場合があります。
これらはフィルムの異常ではなく、特殊な多層積層構造によって光が干渉して起きる現象です。施工後の外観は、必ずご使用前にサンプル施工をしてご確認ください。
- ※対象品番:NANO40S/NANO70S/NANO80S/NANO90S
虹彩現象
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルムは、基材・粘着剤・耐磨耗性ハードコート層などの薄膜が積層されているために光の干渉をおこします。このため室内蛍光灯の反射光や太陽の反射光による映り込みの加減でフィルム表面に虹模様が見えることがありますので、あらがじめご了承ください。
- ※フィルム内貼り、室内側からの光彩現象を起こしにくくした製品を開発し順次発売しています。
- ※虹彩現象を起こしにくくした製品を貼った場合でも、屋外からの外観で虹模様が見える場合がありますのでご了承ください。
経年劣化後の剥離について
3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルム及び3M™ ファサラ™ ガラスシェードは、貼ってから年月が経過してもフィルムをはがせます。
- ※製品によっては、使用環境により粘着剤がガラス面に残る場合がありますのでご了承ください。
- ※下記品番は剥離することができません。
対象品番:SH2FGIM-P/SH2EMOS-P/SH2CL-P
分光透過率の比較

3M™ スコッチティント™ ウインドウフィルムの赤外線カット率について
| NANO70S | 95 |
| NANO80S | 93 |
| NANO90S | 35 |
| NANO40S | 95 |
| NANOFGIM | 48 |
| NANOMAML | 50 |
| NANOFGLU | 51 |
| WH72CLAR | 83 |
| RE80CLIS | 84 |
| RE87CLIS | 69 |
| RE18SIAR | 93 |
| RE15SIARX | 94 |
| RE35SIAR | 85 |
| RE35SIARX | 84 |
| RE35AMAR | 84 |
| RE35SIAR | 85 |
| RE35SIARX | 84 |
| RE35AMAR | 94 |
| RE80CLIS | 84 |
| RE87CLIS | 69 |
| RE18SIAR | 93 |
| RE15SIARX | 94 |
| RE35SIAR | 85 |
| RE35SIARX | 84 |
| RE35AMAR | 94 |
| LE35AMAR | 95 |
| RE20NEAR | 89 |
| RE35NEAR | 71 |
| RE35NEARX | 70 |
| RE50NEAR | 54 |
| RE70NEAR | 35 |
| RE50NIAR | 81 |
| IR65CLAR | 84 |
| RE10SBAR | 94 |
| RE15SGAR | 92 |
| RE30NGAR | 72 |
| RE5SMAR | 46 |
| RE20SMAR | 45 |
| RE35SMAR | 50 |
| V50 | 98 |
| S35NEAR400 | 71 |
| S50NEAR400 | 57 |
- ※上表の赤外線カット率は、JIS A 5759 により可視光線線透過率を測定し、波長域780nm~2500nm に おける分光特性値を100 から引いた値の平均値です。
防犯効果
- ガラス破りの代表的な3つの手口を模した防犯性能試験をおこなって、破られにくさを検証しています。
- [こじ破り][打ち破り][焼き破り]に対し、貫通に要する時間を長引かせることが可能です。
防犯性能試験結果 (防犯性能の高い建物部品目録掲載基準の防犯性能試験)
打ち破りについて8回以上、こじ破り及び焼き破りについて5分以上の抵抗性能を示した。
詳細は、(財)全国防犯協会連合会「防犯性能の高い建物部品目録」をご覧ください。
- フィルムが防犯性能を発揮するためには、十分な水抜き作業を含む当社指定の施工方法に則った専門技術者による施工が必要です。
- 施工後の養生期間は1ヶ月程度必要です(冬季や空気が滞留しやすい場所などでは2ヶ月程度必要です)。
養生期間中は本来の性能を発揮しません。- フィルムの防犯性能とは侵入にかかる時間を長引かせる効果で、完全な侵入阻止を保証するものではありません。防犯性をより高めるために、必ず補助錠を1つ以上設置してください。また、セキュリティシステムの併用もお奨めします。
警察庁、国土交通省、経済産業省および関係する民間団体で構成される「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」では、防犯性能試験において5分以上侵入を防ぐことのできるものを、「防犯性能の高い建物部品」と定め、その目録を公表しています。[防犯性能の高い建物部品目録]に掲載された部品には、「CPマーク」(Crime Prevention=防犯)を表示することができます。
CPマーク
- 窓サッシには、サブロック付クレセントと補助錠を合計2箇所以上取り付けてあり、かつ施錠されていること。
- ウインドウフィルムを貼付するガラスは、フロートガラス5mm以上の厚さのものとする。なお、複層ガラス等使用する場合も5mm以上の厚さのフロートガラスに貼付すること。
- ウインドウフィルムの貼付に用いる接着剤は、ウインドウフィルム工業会が指定するものとすること。
- 上記のほか、施工・使用に関する条件については、ウインドウフィルム工業会が規定・推奨する基準によること。
※防犯フィルム施工技能者の認定を受けたものが、日本ウインドウ・フィルム工業会が発行する「防犯用ウインドウフィルム標準施工要領」に従い施工した防犯用ウインドウフィルムにCPマークを貼付することとしています。
防虫効果
走光性を持つ昆虫(紫外線領域の光が誘因となるもの)の飛来を減少させます。
昆虫の「走光性」とは

昆虫は一般に光源に向かって進む「走光性」という運動特性を持ち、多くの昆虫は、360nm(ナノメーター)の波長の紫外線領域をピークとし、300前後~500nmの光に反応します。
- ※防虫効果のある製品は、走光性のない昆虫には効果がありません。また、環境にとって防虫効果に違いがあります。
フィルムの防虫効果は防虫対策の一助としてご活用ください。総合的な防虫対策については、専門会社へご相談されることをお薦めいたします。
耐久性について
内貼りで使用した場合の
耐久性
- 垂直面使用:10~15年前後
- 垂直面以外:5~7年前後
[
外貼可]のフィルムを
外貼りで使用した場合の耐久性
- 垂直面使用:5~7年前後
- 垂直面以外:3~5年前後
- ※製品は有機材料でできているため、寿命があります。
- ※上記の年数は、過去の実績や促進劣化試験などによる実験値をもとに推定しています。また、製品によって耐久性に差がありますので、ここに挙げた年数は目安とお考えください。
- ※使用環境が過酷な場合には、寿命が短くなったり、外観や性能の劣化が生じることがあります。
例) 内貼 … 熱や湿気がこもりやすい環境や結露が発生する場所 等
外貼 … 海岸に近い場所 等(注:外貼りの場合、ガラス面の角度が水平に近くなるほど劣化しやすくなります。) - ※過去に施工されたフィルムの劣化状態について調査を実施したい場合は、当社にご相談ください。








