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第二章 マスキングテープの誕生

ドルーの思いとは裏腹にテープの開発はなかなか思うように進みませんでした。

まず、植物油を混ぜた接着剤を使って試作してみました。これは簡単について、簡単に剥がれましたが、塗装を漂白してしまうことがわかりました。その後およそ3ヵ月、ドルーと助手は研究室にこもってレジン(樹脂)、ナフサ(軽質のガソリン)、チクルなどあらゆる材料を混ぜ合わせては失敗を繰り返しました。そしてついに、高級家具に使用するグリセリンが適していることを発見したのです。でき上がったテープは、簡単に接着でき、のり残りなくきれいに剥がれ、しかもくっきりときれいな境界線のツートンカラーをつけることができました。

この「3Mノンドライイングテープ」と名づけられたテープは、予想どおり自動車工場向けに爆発的に売れました。
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