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ようやく試作品が完成し、全てがうまくいきそうに思えたとき、市場調査を行ったマーケティング部が開発に難色を示しました。新製品の値段は、通常のメモ用紙の7~10倍しました。しかも今までに見たこともないまったく新しい製品なので、誰も必要性を感じない―――つまり需要がないと判断されたのです。
この製品の良さは説明するよりも体験することで理解してもらえるはずだと考えたフライは、試作品を社内の秘書たちに使ってもらうよう配りました。するとまもなく、秘書たちの口コミで、一度使うと手放せなくなるその便利さがあっという間に社内に広まり、使用量は瞬く間に増えていったのです。もう誰も「たかがメモ用紙」とは言わなくなっていました。 |
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