微生物検査に関わる業務負荷と検査時間を大幅削減
コロニーの判定・カウントが容易になり検査時間も短縮
こうした事前評価を経て、食品安全センターでは、1995年に3M™ ペトリフィルム™ 培地の「生菌数測定用ACプレート」「大腸菌群数測定用プレートCCプレート」「E.coliおよび大腸菌群数測定用ECプレート」を導入。さらに、2008年から「黄色ブドウ球菌測定用STXプレート」と「大腸菌選択測定用SECプレート」も導入しています。
これらペトリフィルム™ 培地の導入効果によって、同センターや各工場の検査業務は大きく効率化されました。
「ペトリフィルム™ 培地は、培養後に形成されるコロニーを判定しやすいように工夫されています。たとえば、ACプレートの場合、プレート上に黄色い格子状の線が印刷されているのに加え、指示薬の効果によってコロニーはコントラストがはっきりとした赤い点として確認することができます。見やすい、数えやすいというのが実感で、誰でも正確にカウントすることができます」(島原氏)
また、検査に要する時間も大幅に短縮されました。ペトリフィルム™ 培地の導入によって培地調整などの作業工程が不要となったのに加え、培養時間についても、たとえば従来48時間を要していた黄色ブドウ球菌の培養時間はSTXプレートを使うことで24時間に短縮できました。さらに、コロニーの判定が容易になったことで、カウントに要する時間も従来に比べて5分の1から最大10分の1まで短縮することができました。
「このほかにも、シャーレが不要になったために廃棄するプラスチックごみの量を減らすことができたり、検査に必要な材料や器具を保管するスペースも削減できたなど多くの導入効果がありました」(亀井氏)
ペトリフィルム™ 培地による微生物検査プロセス
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冷凍保存の一部を検体として採取
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希釈液を加えた検体をペトリフィルム™ 培地に滴下
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ペトリフィルム™ 培地を培養器に入れて培養
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培養後、ペトリフィルム™ 培地上のコロニーをカウント
ペトリフィルム™ 培地の使用拡大を図り、グループ全体の検査業務の効率化を推進
今後、食品安全センターでは、ペトリフィルム™ 培地の導入を拡大し、グループ全体の微生物検査業務をさらに効率化していく計画です。 「シャーレを使った検査に慣れ親しんでいる工場もあり、まだすべての工場がペトリフィルム™ 培地を導入しているわけではありません。そこで、スリーエム ヘルスケアのサポートも受けながら、各工場にペトリフィルム™ 培地の使い方やメリットを説明し、導入促進を図っています。今後、ペトリフィルム™ 培地の使用率を上げることで、検査業務をいっそう効率化していきたいと考えています」(亀井氏)







