01 もたらすもの

イメージ

子どもたちに訪れる変化

はじめに…

そもそも、子どもは「知らないことを知りたい」という欲求や、好奇心を持っていてその気持ちは年齢が下がるほど強くなっていると思います。学校では辞書の指導を小学3年生からしますが、子どもの成長を考えると、もっと早い時期から辞書に触れられないことはとってももったいないことです。

「辞書引き」学習の目的は、子どもが「問う」「知りたい」を自分で満たせるように成長すること。自分の力で、新しい言葉と出会うことによって言葉を磨いていく・成長していく姿を具体的に見れるのがとても感動的で、逆に気づかされることも多いですよ。「辞書引き」学習が多くの子どもたちの向学心、好奇心に役立つ勉強法となるだけではなく、親子のコミュニケーションも増えるよいきっかけとなることを望みます。

(1)「知りたい」が刺激され、学ぶ楽しみを知ることができる。

子どもにとっては、いわば“言葉との楽しい遊び”。調べた言葉にふせんを貼っていくという遊び感覚で取り組むことで、そのうち別の言葉への興味を刺激され、いつのまにか夢中になってページをめくるようになります。また、それを人に教えようとすることで学ぶ楽しみを知っていくのです。

(2)物事に疑問を持ち、自ら解決する力をつけられる。

新しい言葉と出会うことで「これは何だろう?」と疑問に思い、調べるようになります。疑問に思ったら調べる癖がつくことは、自ら問題を解決する力の獲得ともいえます。これは、生きていくうえでとても大切な力です。

(3)言葉との出会いが、新しい世界の扉を開いていく。

辞書には、必ずしも子どもが求める答えが載っているとは限りません。ところが、これは子どもに新しい疑問を抱かせるきっかけにもなります。知らない言葉に出会っては調べるという行動を通して、子どもは新しい世界の扉を開いていくのです。

(4)正しく豊かな語彙力を身につけることで、
相手の立場にたって物事を考えられるようになる。

「辞書引き」学習をやっていると、表現力やことばの密度が変わってきます。意識してことばを使うようになるので、より伝わるように相手の立場にたってことばを選んだり、工夫をするようになります。

(5)親子のコミュニケーションが増える。

言葉を通して子どもの成長・発達を実感できます。言葉の使い方が変わってきたら、「その言葉初めて使ったね」「その言葉いいね」「それってどんな意味なの?」など話しかけてください。親子のコミュニケーションが増えたり、より知的になったり、逆に気づかされることも非常に多いですよ。