屋外暴露試験
道路標識に使用される反射シートは昼夜を問わずその視認性を確保し、道路における交通の安全で円滑な運行に重要な役割を担います。
反射シートに求められる基本的性能は、標識にふさわしい良好な外観を呈し、夜間時の視認性確保を得るに適切な反射性能を有することですが、過酷な屋外での使用にもある一定期間耐え得ることも同時に要求される性能といえます。
つまり、反射シートの性能評価は耐候性まで加味されてこそ、その意味をなしてくるものと考えられます。
屋外使用における日光や風雨等の自然作用に対する耐久性には、一般に「耐候性」との表現が用いられます。
耐候性の評価方法については、短時間で簡便に行うべく、自然環境が材料に及ぼす因子を人為的に再現し、促進化させる各種促進耐候性試験が開発されておりますが、各種因子が複合的に作用する実際暴露条件の再現は困難であり、「屋外耐候と促進耐候試験の相関は、予め屋外耐候試験との相関を製品及び評価項目ごとに求めて適用する事が望ましい」(通産省工業技術院委託、「耐久製品の耐候性に関する調査研究」第8報、反射安全標識板分科会成果報告書)とされているように、十分な信頼性をえておりません。
屋外暴露試験は、材料に影響する全ての環境因子を網羅する事のできる唯一の耐候性評価手段として、建材、塗料、各プラスチック製品においてその屋外使用時の評価に幅広く利用されており、その結果は実際の使用環境条件における耐候性の実証に値するものとしてその信頼性且つ妥当性が認知されております。
●関連規格
JIS Z 2381 大気暴露試験方法通則
JIS K 7219 プラスチックの屋外暴露試験方法通則
JIS K 5600-7-6 塗料一般試験方法-第7部:塗膜の長期耐久性 -第6節:屋外暴露耐候性


