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基本方針 Eco-Efficiency


“持続可能な発展”の実現に向けて


1992年6月に、ブラジルで開催された「地球サミット」以来、 世界中で“Sustainable Development(持続可能な発展)”の実現に向けた提案や活動が活発化しました。 その代表的なものに国連大学が提唱している「ゼロエミッション構想」やファクター10クラブによる「ファクター・テン」などがありますが、 これらと並ぶものとしてWBCSD(世界経済人会議)が提唱した「Eco-Efficiency(エコ・エフィシェンシー)」があります。 これは、「環境保全と経済活動とのバランスの取れた融合をめざす」という画期的なものでした。

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「Eco-Efficiency」と「3M LCM」


1990年代後半、世界有力企業126社からなる「世界経済人会議(WBCSD)」が開かれ、 “Sustainable Development(持続可能な発展)”を地球規模の目標とし、その実現をめざした活動を推進することが確認されました。 このWBCSDのチェアマンを務めていたのが、当時の3Mの会長で、環境方針を強力に推進してきたリビオ・D.デジモニでした。
デジモニは、WBCSDの活動を通じて、環境を守りながら継続的に成長していく企業のあり方を提言し、 1997年には、そうした考え方を共著『Eco-Efficiency』にまとめました。 「Eco-Efficiency」の「Eco」とは、EcologyとEconomyの両方の意味を含むものであり、 「より少ない環境負荷で、より大きな経済効果を生み出す高付加価値な製品やサービスを提供する」ことを意味しています。
Eco-Efficiencyは、3Mグループが推進してきた3Pプログラムと共通の概念を有することから、 すぐに3Mグループ内に導入され、「Eco-Efficiencyを向上させる」ことを目標とした事業活動がスタートしました。 そして、ここから3Mは製品開発に関する独自のマネージメント思想「3M LCM(Life Cycle Management)」を生み出します。
このように1970年代から始まった3Mの“持続可能な発展”への取り組みは、時代とともに姿を変えながら、今なお進化し続けているのです。

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Eco-Efficiency(エコ・エフィシェンシー)について

“持続可能な発展”を実現するためにWBCSDが提唱した新たな概念と指標が「Eco-Efficiency」です。 具体的には、「資源の有効利用や環境への負荷の削減」と「製品やサービスの経済的価値の向上」とを同時に実現させようという概念で、 企業活動による環境への影響と経済性との調和・融合の程度を表す一つの概念として提案されています。

この概念では、環境と経済のパフォーマンスをそれぞれ量的に捉え、 双方を何らかの形で数値化し、その比をとると「Eco-Efficiency」を示す指標として扱う ――環境と経済という従来は相反する課題であったものを一つの指標として扱うことにより、 企業における取り組みの改善度合いを定量的に示すことができるのです。
一般に、「Eco-Efficiency」を指標として改善を評価する際は、 環境負荷を分母に、経済的価値を分子にとり指標とするか、またはその逆数を用います。 前者の場合は指標が増大することが改善であり、後者の場合は減少することが改善となります。 当社の「Eco-Efficiency」指標は売上1億円あたりの環境負荷量で示しており、 これは一定の経済的成果を上げるために排出する環境負荷量を数値化し、その指標の最小化をめざすことになります。
詳細は書籍『Eco-Efficiency』(日本語版『エコ・エフィシェンシーへの挑戦』―日科技連出版社)に述べられています。


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