「<3M>光ファイバ配線システム」は革新的な技術開発をベースに、デスクトップまで光ファイバを配線するFTTDを実現。メタルケーブルでは困難なCAD/CAMやマルチメディアなどの大容量アプリケーションを高速かつ高品質に伝送することができる。また、光ファイバは長距離配線が行えるため、ネットワーク機器をフロアLANに分散させることなく集中配線でき、配線や機器管理にかかわるコストの節減が可能といった利点がある。
別川製作所では、新本社・管理棟CPU室と工場棟を光ファイバで接続。各パッチパネルには電気信号(10BASE-T)と光信号(10BASE-FX)の変換を行うメディアコンバータ及びメディアアダプタを設置し、10BASE-T対応のスイッチングHUBとリピータHUBを収容する。また、工場棟フロアの随所に光ファイバ用のアウトレットを設置。メディアアダプタに端末やHUBを接続することにより、FTTD環境を実現している。
新本社・工場の端末は約300台。そのうち、光ファイバ配線システムに接続される工場棟の端末は約50台に上り、旧システムでは困難だったCAD/CAMデータなどの伝送も可能になる。
「工場内のノイズの影響を心配せずに高速データ伝送が実現するほか、将来はギガビットイーサネットなど広帯域ネットワークへの拡張が容易に行えるなど、光ファイバ配線システムの利点を活かせるはずです」と南出氏は期待する。ネットワークの拡張に柔軟に対応できるよう、バックボーン用のスイッチングHUBはギガビットイーサネットをモジュールで追加できるタイプを導入している。