<3M>光LAN配線システム製品は、ギガビットイーサネットに十分対応する広帯域の伝送性能を備える一方、低コストで光ファイバ配線システムを構築できる新技術を採用。独自開発のフェルールレスコネクタ「〈VF-45〉プラグ&ソケット」もその一例だ。高精度の加工が必要だったフェルールをなくすことで低価格化を実現するほか、光ファイバの接続をV溝で行うことにより、現場でのコネクタ組み立て作業を容易にしている。また、光ファイバはポリマー樹脂でコーティングされ、ケーブル敷設時の曲げや引っ張りにも柔軟に対応できるといった特徴がある。
<3M>光LAN配線システム製品は、構内配線システム規格のEIA/TIA(米国電子工業会/米国電気通信工業会)-568AやISO(国際標準化機構)11801の光学特性に準拠。〈VF-45〉プラグ&ソケットはANSI(米国規格協会)のファイバチャネル委員会で標準化されている。
ユーザに対する製品保証として「20年保証プログラム」を用意していることも<3M>光LAN配線システム製品の利点の一つだ。別川製作所は<3M>光LAN配線システム製品の本格導入とともに20年保証プログラムのファースト・ユーザになる。「日本初のユーザといっても、<3M>光LAN配線システム製品は米国で数多くの導入実績がありますし、不安はありませんね。今後、<3M>光LAN配線システム製品が光ファイバ配線システムの主流になれば、先進ユーザとして格好のPRになると期待しています」(南出氏)。
<3M>光LAN配線システム製品を含め構内配線システムの構築は住友電設が担当した。別川製作所のスタッフも光ファイバ接続などの施工に参加している。「構内配線システムを含めた情報ネットワークシステムの構築はわが社の事業の一つです。<3M>光LAN配線システム製品の導入、運用を通じて光ファイバ配線システムのノウハウを蓄積し、顧客へのシステム提案に活かしていきたい。新本社・工場はそのショールーム的な役割も果たします」と池田氏は話す。
配電盤から情報ネットワークシステムへと事業の領域を広げる別川製作所にとって、<3M>光ファイバ配線システムの役割は大きくなりそうだ。